女性同士だからこそ人間関係は難しい
看護師の職場の悩みで多いのは人間関係だ。
まだまだ女性が多い職場のためと考えられる。ではなぜ人間関係の悩みが多くなってしまうのだろうか?
看護師は女性が多い職場の中でも幅広い年齢層が働く場である。
40代の新人もいれば50代のベテランもいる。30代で主任としてバリバリ働く人もいればパートとして働く人もいる。
そのため生活環境も様々で、結婚しているかどうか、子供はまだ手がかかる年齢か、独身で実家暮らしか一人暮らしか、などでも大きく違ってくる。
そのため、同じ女性同士でも仕事に対する比重の置き方に差が出やすく、時短勤務でしか働けない人と、バリバリ働いて残業もいつでもOKな人とでは仕事の負担も違ってきてしまうのだ。
それをお互いにきちんと理解していればいいが、過酷な勤務が続くと、例えば子供が小さく残業ができない人に対し「あの人はずるい」という感情が生まれやすくなってしまう場合もある。
わかっていても、自分の負担ばかり大きくなっていけば感情的にあまりいい気がしなくなるのも仕方のないところと言えるだろう。
女性の多い職場でうっかりそういった行き違いのようなことが蔓延してしまい、人間関係が悪化するのはよくある話である。
これは看護の現場でなくとも言えるのだが、一般の職場ではここまで女性比率が多い企業はそれほどない。
職場の人間関係のトラブルを防ぐためにも《女性同士のトラブル解消術》から女性特有のトラブルやその解決法について予め読んでおくと、いざという時に役に立つだろう。
個人として理解し合えればいいが、人数が多い職場だとグループ同士のいざこざにも繋がり、個人レベルではどうしようもなくなってしまうこともしばしばである。
言いがかりレベルのことであれば、割り切って仕事をしていくのも選択肢の一つかも知れない。